ふわふわの白い毛と、大きく潤んだ黒い瞳が特徴的なマルチーズ。
- マルチーズの噛み癖に困っている人
- マルチーズの性格がきつくてお悩みの人
- マルチーズのしつけポイントが知りたい人
そのかわいらしい外見に惹かれて、ペットとして迎える人も多いでしょう。
しかし、時にはマルチーズが攻撃的で凶暴になり、しつけに悩むこともあるかもしれません。
ペルルはとてもおとなしいよね!
もう大人ですから!(笑)
実際、この愛らしい見た目に反して、マルチーズは強い性格や攻撃的な面を持つことがあり、その点で悩む飼い主も多いのです。
性格がきつくなり、本気で噛んだり無駄に吠えたりするようになると、それは飼い主としては悩みどころ…
マルチーズの性格は本当に凶暴できついのでしょうか?
そして、しつけで改善できるのかを調べてみました。
マルチーズは凶暴で性格悪い?
大きな黒い瞳に見つめられると、これはもう抗えません!
3つの黒豆に加え、丸い顔立ちも、つい甘やかしてしまう原因かもしれませんね。
そんなかわいい外見のマルチーズが、本当に攻撃的で気性が荒いのでしょうか?
よく吠える印象があるかもしれませんが、個体差はあります。
マルチーズの性格を分析してみましょう!
ペルルはわりと頑固かも?
犬だけど猫かぶってたかも(笑)
①超甘えん坊&陽気
マルチーズは明るく陽気で活動的です。
その愛情深い性格なのですが、それゆえ超甘えん坊さん。
飼い主の愛情を100%求め、真っ黒でつぶらな瞳で訴えてきます。
ペルルはかなり褒めてアピールをしてきますよ(笑)
褒められるの大好き!
その愛らしい姿は、飼い主だけの特権ですよね。
愛情をたっぷり注ぐと、しっかり飼い主に従い応えてくれる賢さも持っています。
基本的には温厚で聡明な性格で美しい外見も持ち合わせているので、かなり古くから愛玩動物として人と関わってきた犬種です。
②賢くてわがまま
聡明なマルチーズは、環境の変化を敏感にとらえます。
飼い主の言うことやしつけも覚えるのが早い方ではないでしょうか。
ただし、聡明すぎて神経質な一面も。
特に大きな音が苦手で、子供の騒ぎ声や大型車の音、雷などを嫌がります。
インターホンの音、雷が鳴るなど、いつもと違うことが起こると興奮し、大声で吠え続けるでしょう。
ペルルは特に車や雷が嫌いだね
基本的に賢いのでしつければ大丈夫ですが、愛くるしい見た目に負けて甘やかしすぎるとわがままになりますよ。
マルチーズは甘えん坊で、100%の愛情を求めるアイドル気質なワンコ。
家族の中でも、逆らってはいけない人か、言うことを聞かなくても甘えさせてくれる人かをしっかり見分けてるかもしれませんよ。
③気が強くて勇敢
マルチーズは環境の変化に敏感で警戒心が強い傾向が。
飼い主以外の知らない人には噛みつこうとしたり吠えたりすることがあります。
マルチーズは小柄ながら気が強く、勇敢で怖いもの知らず。
時には高い所から飛び降りたり、自分より大きな犬に立ち向かうこともあり、驚かされます。
嫌なことは絶対イヤだワン!
そのため、しっかりと主従関係を教えないと立場が逆転し、時には噛みつくことも。
飼い主を噛むようになると、人を噛むことに抵抗がなくなるので注意が必要です。
マルチーズの知能や性格を理解し、しっかりとしつけをしましょう。
④血統で性格が予想できる
マルチーズに限らず、犬の体型や性格は血統に大きく影響されます。
お迎え前に性格が知りたいのであれば、親の性格を事前に調べると良いでしょう。
とはいえ、ある程度予想がつくだけで、すべてを受け継ぐわけではありません。
親犬が気が強くても、諦めずにしっかりとしつければ問題ないですよ。
ドッグトレーナーや専門家に早めに相談するのも良い方法ですね。
マルチーズの性格によるしつけのポイント!
室内で飼われることの多いマルチーズですが、無駄吠えや噛みつきの問題は飼い主を悩ませることが多いでしょう。
マルチーズは賢い犬種として知られています。
根気よくしつけを行えば、コマンドをきちんと理解し、しっかりと従うようになります。
大切なのは、愛犬と信頼関係を築くこと。
頭ごなしに叱ったり、一貫性のないコマンドや対応をすると、犬は混乱しストレスを感じます。
可愛さに負けず、しっかりと社会性を身につけさせることで、ワンコも家族も落ち着いて過ごせるようになるはず!
①コマンドの統一
指示を出す際は、コマンドを統一しましょう。
短い単語と簡単なハンドサインで伝えます。
しつけが上手くいかないのは、多くの場合人間側の問題です。
特に家族複数人でしつける場合、全員でコマンドを話し合い必ず統一してください。
違うコマンドで褒めたり叱ったりされると、マルチーズは怒られるときと褒められるときの違いが分かりません。
人により違う反応をされると、飼い主に不信感を持ちストレスを溜めて凶暴化します。
なんでママとパパで褒め方がちがうワン!
そりゃ腹立つわね
犬の集中力はかなり短く、特にマルチーズは気分屋で頑固な一面もあるので、一日に数回に分けて教えましょう。
しつけに必要なのは飼い主の根気のみ!(笑)
②道具や場所に慣らす
マルチーズは遊ぶのが大好きです。
おもちゃを使ったトレーニングは効果的!
ボールやロープなどのおもちゃで遊ぶことで、犬の関心と集中力が高まります。
できたときにはしっかりとご褒美と褒めアピールをあげましょう。
いっぱい褒めて!
また、マルチーズが落ち着ける場所も作りましょう。
暗くて狭い場所を好むので、夜寝る時やお留守番の時に「ハウス」で落ち着けるように教えます。
ハウスはトイレトレーニングと並ぶくらい重要!
落ち着ける大好きな自分の場所を作ることにより、留守番はもちろん来客時や移動時にストレスを溜めずに過ごすことができます。
さらに、クレートやキャリーケースに対しても「ハウス」で慣らしてあげましょう。
飼い主さんの移動が楽になるのももちろん、万が一の災害避難時に非常に重要となります。
「ハウス」は嫌なことではなく、落ち着く場所に入ることだと教えるといいですね!
③社会化トレーニング
マルチーズは家のみで過ごし、常に抱っこされていると分離不安になり、飼い主と離れて過ごすことができなくなります。
これが酷くなると、飼い主が安心してお留守番やペットホテルに預けることが困難に。
そもそも預かりを断れられることも
それはさすがに、飼い主にもストレスですよね。
もともと集団生活をしている犬たちですから、犬社会が存在します。
犬社会に触れることで、他の犬との接し方を学ぶことが社会化トレーニング。
子犬期に兄弟や親から、わりと厳しく接し方を教えられるのですが、早い時期に販売のために親から引き離された子犬に、分離不安は出やすいようです。
もちろん自然な流れで兄弟たちから教えられるのがベストですが、成犬からでも社会化トレーニングは可能ですよ。
だからといっていきなり集団に投げ込むのではなく、まずはお散歩トレーニングから始めましょう。
犬だけではなく、自分の身の回りにはいろんな人や車、音の出るものが存在することを教えます。
こうして徐々に外の世界に慣らし、他の犬やワン友さんと交流して社会化トレーニングを進めていきましょう。
徐々に飼い主が居ないときもあることを覚えさせ、一人で過ごす方法を身につけさせます。
④ストレスを解消する
噛み癖や無駄吠えの原因はほとんどストレスから!
しつけを始める前に、まずそのストレスを解消することが必要です。
運動不足なら散歩やボール遊びでマルチーズと向き合う時間を作ってください。
知育玩具を使って長時間できる独り遊びも取り入れるといいですね。
大きな音が苦手な場合は、車の音などに慣れさせることも必要です。
また、体に触られるのを嫌がる子の場合は、日々のブラッシングや歯のお手入れを通じて体に触れることに慣らします。
触れない子はトリミングも断られるよ!
マルチーズのブラッシングについても読んでみる!
抱っこやナデナデは、嬉しいことだと教えることができれば最高ですね!
去勢や避妊手術も一つの方法です。
発情期のホルモンバランスの変化が原因で興奮しやすくなるため、手術を受けさせることで問題行動を落ち着かせることができます。
落ち着かせるほかにも、病気の原因を早く取り除けるので、避妊手術はできるだけ早く受けることをお勧めします。
⑤教室での訓練
しつけが難しい場合は、ドッグトレーナーやしつけ教室の利用も検討しましょう。
やっぱりここはプロにお任せ!
マルチーズにも各々個性があり、マニュアル通りが通用しないのはよくあること。
ダメ飼い主…またはダメ犬だ…と思い詰める前に、プロやワン友さん、獣医さんに相談してくださいね。
犬にも得意不得意あるからね!
トレーニングにはマンツーマンと集団トレーニングがあります。
他の犬と触れ合うことで犬は社会化が進み、飼い主側には新たな発見があるかもしれません。
まとめ
マルチーズの性格やしつけ方法について紹介しました。
- 甘えん坊で素直
- 賢くて、気が強い
- コマンドは家族で統一する
- 玩具やハウスに慣らす
- 社会化トレーニング
- ストレスの解消
マルチーズは決して凶暴ではなく賢くて甘えん坊で頑固な面ももつ犬種です。
賢さゆえに、しっかりとしつけをしないと無駄吠えや噛み癖が出ることもあります。
しつけに入る前に、まずマルチーズがストレスを溜めていないかよく観察してください。
無駄吠えはご近所迷惑になり、本気噛みは他人や自分を傷つける原因になります。
まずはマルチーズを落ち着かせ、しっかりとしたしつけを行い、みんなが幸せに暮らせるようにするのが飼い主の責任です。
マルチーズの性格が凶暴に見えるのも、しつけ次第で変わりますよ。
ゆっくり時間をかけて愛犬と向き合っていきましょう。
今日も、わんこライフを楽しんでください!